ドライキャットフードのふやかし方
ドライキャットフードは本来カリカリした食感のまま食べるものですが、ふやかして与えることもできます。
年齢により柔らかいフードの方が食べやすい猫がいます。そういった場合にはウェットキャットフードを与えるというご家庭が多いと思いますが、ドライキャットフードをふやかして与えるという方法もあります。
年齢によってふやかす理由
子猫
子猫の場合は歯の生え変わりが起こるまではドライキャットフードを噛むことができません。 乳歯の生え変わりは、生後60日~6ヶ月ぐらいだと言われているので、その間にドライキャットフードを与える時はふやかして与えるようにすると食べやすいでしょう。
成猫
成猫であっても、なかには固いドライキャットフードを好まない子もおり、ふやかすことで食べるようになる場合があります。 これは、フードに飽きてしまって食べない場合にも有効です。ふやかすことでドライのままの時よりも匂いがでてくるので、猫は食欲がでてきます。
シニア猫
シニア猫になると歯に衰えが起こり弱くなってしまう猫もいるので、そういった場合にもふやかしてあげると良いでしょう。 猫は思い通りに食べられないと食事を諦めてしまうことがあります。それが続いてしまうと、健康が心配されるようになってしまいますので、食べる様子を見守りながらしっかり食べているか確認してあげてください。
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基本的なふやかし方
- 適量をお皿に入れる
猫に合ったドライキャットフードを選んだらお皿に入れましょう。 - ぬるま湯を入れる
この時ひたひたになるくらいだと良いでしょう。 - 10分ほど待つ
柔らかくなってきたら割りばしなどを使ってほぐしてあげると良いでしょう。カリカリが残っていないことを確認できれば完成です。
その他のふやかし方には電子レンジを使う方法もあります。ひたひたにお水を入れ、電子レンジで20秒ほど加熱するとできます。加熱が終わり、電子レンジから取りだしたあとは割りばしでほぐしてから与えましょう。 ただし、ぐつぐつするほど加熱しないように気を付けましょう。猫は人肌くらいの温度が好みです。
与えるうえで注意すること
ふやけたことをしっかり確認する
注意して欲しいことは、ふやけたことを確認することです。固い部分が残ったままですと、結局かじることができず食べないこともありますので、よく確認してから猫に与えるようにしてください。
うちにいるトラ猫にも子猫の時にドライキャットフードをふやかして与えたことがありますが、固い部分が残っていたために噛むことができず、猫が怒ってしまったことがあります。
とてもお腹が空いているのに思い通りに食べられないことに腹を立てたようで、フードをめちゃくちゃにしながら「ニギャー」と言って暴れていました。 とてもかわいそうなことをしてしまったと思い、次はよくふやかしてから与えましたが、最初からよく確認していればよかったと後悔しました。
まさか猫が怒ることがあるとは思いませんでしたが、中途半端な与え方をしてはいけないと反省しました。せっかくふやかしても喜んで食べてもらえないと意味がないですよね。 私の場合はふやかし方を知らなかったためにこういうことが起こったのだと思います。
やはり使用する前にドライキャットフードについて少しでも知っておくことが大切だと思います。
残った水分は捨てないほうが良い
ふやかした際にお皿に水分が残ることがありますが、これは処分せずになるべく残しておくのが良いです。 水にはドライキャットフードの栄養が染み出しているので、そのまま猫に与えればせっかくの栄養を無駄にすることなく食事ができます。
早めに片付ける
ふやかしたことで水分が多く入っているため、腐りやすくなっています。ふやかしたドライキャットフードを入れた器はいつまでも置いておかずに早めに片付け、洗うようにしましょう。
水を置くのを忘れない
その他に注意することは、ふやかしたドライキャットフードを与える時もやはりそれだけでは必要な水分が取れているとはいえないので、水は忘れずに置くようにしてください。
まとめ
ドライキャットフードは簡単にふやかして与えることができますが、そのまま与えることに比べるとふやかす手間がかかるため、忙しいご家庭向きではないかもしれません。
ただ、ふやかすことで栄養に問題がでることはなく、コストパフォーマンスにも優れている方法ですので、ぜひ一度試してみてください。